経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
2017年秋季全国研究発表大会
セッションID: B2-1
会議情報

予稿原稿
自動車産業における3Dプリンタ活用の現状と展望
*市田 陽児
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
日本の自動車産業では、ダイハツ自動車の「コペン」にみられるように、従来のグリルやスカート、スポイラーなど、後付けの外装部品は同じ形状のものであったが、3Dプリンタで形状をカスタマイズできるようになっている。ここにはマス・プロダクションからマス・カスタマイゼーションへの移行の一端を見ることができる。またある鋳造品のサプライヤは、車両用過給器、シリンダーブロック、などの金型を10年前から3Dプリンタで製造している。しかし、多くの自動車メーカーやサプライヤでは、3Dプリンタでの部品製造は従来工法に代替するまでには至っていない。3Dプリンタの日本の自動車産業における活用状況から、その普及に向けての課題とその解決策を考察する。
著者関連情報
© 2017 一般社団法人経営情報学会
前の記事 次の記事
feedback
Top